Message

理事長

松浪 健四郎

人間が生きて行くのに一番大切なのは、頭の良し悪しではなく、心の良し悪しだと言われています。心に筋肉をつけ、心で汗を流す淑女を育てたい。つまり、人間としての愛を持ち続け、自己中心主義に陥らず、第三者の立場に立って行動できる魅力的な人材を桜華は養成する学校でありたいと考えています。
日本体育大学の教員育成の実習校として、60数年前に創立された日体大桜華、その伝統は生きています。自己発見をし、その方面に取り組む環境が整っている学校でもあります。一人一人に思わぬ才能が宿っています。その発見を急がねばなりません。桜華には、そのためのプログラムが用意されています。
日体大との関係は蜜であり、交流は盛んであるにとどまらず、多くの生徒たちが各学部に進学しています。「身体にまつわる文化と科学の総合大学」である日体大進学の準備にも特徴あるカリキュラムで対応しています。だれからも愛される生徒、信頼される女性へと、導いてまいります。

校長

渡邊 健 

 

桜華中学校・高等学校には、笑顔が咲き、笑い声が溢れています。

私は、本年度、本校に赴任してきましたが、明朗で心優しく、元気に挨拶してくれる生徒と、暖かく広い心を持って、一生懸命に指導・業務に取り組む職員に囲まれて、本当に幸福な校長であると感じています。

さて,本年度、本校はこれまで受け継がれてきました教育の方針を明確化し、さらに一歩前進するために、「HEART of 桜華」と名付けた4つの愛(「自己愛(Love for me)」「家族愛(Love for family)」「仲間愛(Love for friends)」「社会愛(Love for society)」)を定め、その心持って未来を切り拓いていく人財の育成を教育方針としました。そして、その愛を支える力を「自己肯定力」「分析・思考力」「想像・創造力」「共生力」「表現・実行力」の5つに整理し、学校教育活動全体を通して、その力を育てることを教育目標(桜華Independence Policy)としました。その教育を推進するために、5つの力のルーブリックを作成し、自己評価シートを活用し、生徒自身が、その力の向上をメタ認知し、先生方と共有しながら成長をできるよう取り組んでいるところです。

また、全生徒にタブレットを持ってもらい、本格的なICT教育を推進しています。授業内や家庭学習での、学習シートの配布や課題の回収アンケートの実施等の有効活用はもちろんのこと、コロナ禍においても、オンラインやオンデマンドで授業を発信することにより、計画的に学習活動を進めることができています。

さらに、系列校の日本体育大学や難関大学をはじめ、看護士や保育士を目指しての進学、公務員の就職等、多様な進路に対応するために、教員の研修体制を充実させ、学習指導・進路指導力の向上を図っています。民間の教育研究機関とも連携して校内塾を設置し、学力向上と進路実現に向けて、日々真剣勝負の学習活動を展開しております。

加えて、グローバルな視点を身につけるために、海外修学旅行や海外の高校生等との交流を拡大し、本年からは海外留学生も入学することとなりました。このような取り組みにより、グローバルな視点も養っているところです。

部活動では、実績豊富な指導者を多数招いて指導の質を高めてきた結果、世界大会・全国大会・関東大会で活躍する部活動が急増しています。スポーツをより深く多様に学ぶことができるよう、総合スポーツ専攻とダンスパフォーマンス専攻からなるスポーツコースを設定しスポーツ好きの生徒たちのニーズにも対応しています。

今、桜華中学校・高等学校は、「勉強を頑張りたい生徒」「運動・文化部で頑張りたい生徒」、「目標を見つけたいと思っている生徒」など、すべての生徒が自分らしく輝けるように、生徒とともに職員が一丸となって頑張っています。