29()、高校3年生は、SMBCコンシューマーファイナンス株式会社 社会的価値創造推進部 金融経済教育グループの飯村由似さまに御来校いただき、金融教育講座を開講しました。

 金融教育とは、お金や金融のさまざまな働きを理解し、それを通じて自分の暮らしや社会について深く考え、自分の生き方や価値観を磨きつつ、より豊かな生活やよりよい社会づくりに向けて主体的に行動できる態度を養う教育のことです。

 本講座の目的は、20224月より成人年齢が18歳に引き下げられて、クレジットカードの保有、各種契約など金融に関する様々な契約が、親の同意なしにできるようになっています。その一方で、従来まで認められていた未成年者取消権を行使できなくなるため、悪徳商法などによる消費者被害の拡大が懸念されています。そのため、若年期からの金融リテラシー向上の重要性が高まっている状況です。本校の教育課程においても学習した、2年次の家庭基礎と3年次の公共演習で学んだ金融や契約、および資産形成の復習と深化をはかることにありました。

 そうした観点から今回は、以下3つの分野を学びました。

 消費生活・金融トラブル防止に関する分野では、成年年齢引き下げの観点から「自立した消費者」「金融トラブル」「カードトラブル」について、消費者契約法への理解を深めつつ、契約の意味や留意点の確認、契約や消費者信用に関する消費者問題が生じる背景・被害状況、トラブルへの対応方法など、金融リスクに関する知識を学習しました。

 生活設計・家計管理に関する分野では、ライフプランの観点から「資金管理と意思決定」「貯蓄の意義と資産運用」「生活設計」について、家計の収支構造の理解、生涯を見通して資産形成を行う必要性の確認、生涯収入や支出の内容に基づいた生活設計の策定などを中心に学習しました。

 金融や経済の仕組みに関する分野では、金融商品の観点からその特徴と性質について、貨幣の機能や金融市場、証券市場などの働きと機能の理解、課題解決に向けて合理的かつ主体的にかかわり考える態度を身につけるための学習を、投資体験ゲームという資産形成シミュレーションを通して投資のポイントを学びました。

 生徒たちは今回の講座を通して、自分の夢や理想とするライフプランの実現に向けて、資金計画を立てる重要性、ならびに夢や目標を実現するために必要なお金に関する知識と判断力を身につけることができました。また、一人ひとりが、それまでの授業での経験を深化させることができる貴重な時間となりました。