3月7日、沖縄修学旅行最終日です。

 長いと思っていた修学旅行もいよいよ最終日を迎えました。朝は荷物の搬出から始まりました。沖縄には行きで荷物を送っているので、慣れたものでしたが、前日までにお土産を多く詰め込んでいるので、行きの軽さとはうってかわった重みのあるスーツケースが多くトラックに運ばれていきました。

 午前中は、首里城に見学に行きました。首里城は火災による焼失を乗り越えて復元作業が進んでいます。その作業も最終工程に進んでいて、現在は復元作業の公開がされていました。この復元は、まさに今しか見られないものでした。特に二階以上の屋根を組み立てているエリアでの見学は、高い位置まで登ることができるように足場が組まれていました。組み上げてしまえば、下から見上げることしかできない屋根を上から見下ろすことができるのは、「大変貴重なんだ」と生徒が話していたのが印象的です。また城壁も建築当時は重機械などなく手作業に頼っていたはずですから、きれいに隙間なく組みあげた城壁の美しさに見惚れてしまいます。展望台は、街並みは変わっても那覇市内を一望できる場所で、これまで首里城を居城とした王族もまた同じ高さから見ていたことを思うと時代をタイムスリップした気持ちを感じられました。

 最後は、国際通りの自由散策です。沖縄が観光地である以上、沖縄で一番の繁華街といえば、国際通りでしょう。沖縄らしい色とりどりの看板、お土産やさん、飲食店をはじめ、少し通りを外れると、牧志公設市場という沖縄の海産物が集まっている沖縄の台所とも呼ぶべき施設があったりと見どころは多かったでしょう。そして、ゆいレールに乗って空港に無事到着することができました。 

 沖縄の旅を満喫し、沖縄の文化、歴史、自然、実習で得た学び、友人との語らいを胸に長いようで短かった沖縄修学旅行の帰路につきました。