令和8年9月1日

2学期も何事にも挑戦!

~ そして、強く・美しく・しなやかな学校生活で桜華ライフの実現 ~

 日本体育大学桜華中学校・高等学校  校長 牛来 峯聡

○はじめに

長い夏休みが終わり、今日から2学期が始まります。全員揃って皆さんに会えることを嬉しく思います。本校は9月12日・13日に文化祭を控えています。クラスや部活動での団結を生かし、存分に力を発揮してください。夏休みの過ごし方は人それぞれだったと思います。今日この瞬間から、学校生活のスタイルに切り替えましょう。

 ○この夏の頑張りと「睡眠は力」

生徒の皆さんは、厳しい暑さの中、練習や練習試合、地区予選、都大会、関東大会、全国大会、さらに世界大会に向けてまで、桜華の名を背負って果敢に挑戦し、その成果で本校の歴史を塗り替えてくれました。その頑張りは桜華の誇りです。悔しさ、達成感、仲間や親・先生方・コーチへの感謝、自分への誓い。そうした気持ちを胸にしまい込まず、次の挑戦につなげてください。「本気でやる」「夢中になる」「最後までやり抜く」ことこそが、人を強くし、優しくし、大きく成長させてくれます。

部活動以外にも、生徒会活動、地域貢献活動、講習や補習、自学自習、進路実現に向けた対策に精力的に取り組んだ生徒が大勢います。どれも簡単ではありませんが、やり遂げた時には「自信」という宝物が残ります。進路を実現することは、社会の一員として活躍し、社会に貢献することにつながります。中学・高校という二度と戻らない時間を、仲間を大切にしながら悔いなく過ごしてほしいと思います。

そのうえで最も大切にしてほしいのが「睡眠」です。「自分は能力不足かもしれない」と感じる瞬間は誰にでもありますが、実際には睡眠不足であることが多いのです。スマートフォンの使用時間や動画の視聴時間を見直し、毎日7〜8時間の睡眠を確保してください。続けることで集中力と活力が高まり、生活のリズムが整い、文武両道の力がみなぎります。睡眠は力です。

 ○八月六日・八月九日に学んだ三つの言葉

この夏、忘れてはならない日がありました。八月六日の広島、八月九日の長崎、原爆の日です。式典で語られた言葉から三つを紹介します。

一つ目は「自分の中の争いの心」です。広島市長の平和宣言では、争いが起きない世界を創るために、自分の中の争いの心を乗り越え、相手の考えを受け入れる気持ちを持ってほしいと呼びかけられました。争いのない世界をつくる第一歩は、この学校生活、皆さんの教室の中にあります。

二つ目は「人の痛みがわかる心」と「対話」です。長崎市長は、平和の原点は人の痛みがわかる心を持つことだと述べ、被爆者代表の方は、人と人が分かり合うためには対話しかないと語りました。行事や大会の多い2学期は、意見が食い違うこともあります。その時こそ、黙って距離を置くのでも力で押し切るのでもなく、分かり合うために言葉を交わしてください。

三つ目は「平和は創り上げるもの」です。広島で平和への誓いを読み上げた小学六年生は、平和とは誰かから与えられるものではなく、世界中の人々で創り上げるものだと述べました。居心地のよい学校も同じです。挨拶を交わす、困っている人に声をかける、誰かが傷ついていると気づいたら必ず先生や保護者など大人に伝える。その一つ一つが、明るく居心地の良い桜華を創ります。

○おわりに

本校の今年度のスローガンは「挑戦 ~そして、強く、美しく、しなやかに~」です。「強く」とは自分の心の弱さに負けない強さ、「美しく」とは人の痛みに心を寄せる振る舞いの美しさ、「しなやかに」とは折れずに相手の考えを受け止められる柔らかさです。挑戦を支えるのは、「失敗しても大丈夫だ」と思える、安心して過ごせる仲間との関係です。

この2学期も仲間を大切にし、一人ひとりの手で楽しい桜華ライフを創り上げていきましょう。